放送作家の備忘録

ステレオタイプに犬が好き

文学

スマホの予測変換機能を使って詩を書いてみた

この詩はスマホの予測変換機能に導かれて書いたものです(本当だよ)。ぜひ皆さんも真似してみてください。自分の生き様が浮き彫りになります。 『ミッドナイト競輪選手たちの成長』 若者ぶってる市長の成人式挨拶。 三連休だから騒ぎます。 優先的な対応策…

真紀子さん!覚えてる?寝ぼけながらも必死で詩を書いたよ!

安定の唄〜真紀子へ 今日の涙は明日の笑顔 今日の笑顔は明日の普通の顔 雨の日も晴れの日もそれなり 暑い日も寒い日もそれなり 安定してる僕だから、 君の浮気が目立ったね いつまでも普通に手を振るよ おやすみなさい

千屋流一郎が残した唯一の短編集小説集がなぜいま再評価されているのか

千屋流一郎については以前記事を書いたので覚えている読者もいると思う naruhodone.hatenadiary.com 一般的に千屋は、画家若しくは彫刻家と認知されているが、彼自身はその呼び名を嫌い、「芸術奉仕者」を自称していた(ここでもまた、千屋にとって致命傷と…

アフィリエイトや副業のことを書いていれば読者は満足なのかもしれないが僕は詩を書く

つい先ほど、僕は皆さんに林拓三の詩を紹介しました。 naruhodone.hatenadiary.com 今のところ大した反響はありません。 妥当なところだと思います。 僕も林も全く気にしてません。 ちなみに僕のブログの現時点での読者数は132人。 これ以上増えなくても…

現代詩の金字塔『反省土地』

林拓三(はやしたくぞう)は言う(いう)。 「私(わたし)の詩(し)は山(やま)の上(うえ)の蕁麻疹(じんましん)のようなものだ」 漢字の読みをつけ加えてみたが、なにを言っているのか全くわからない。 林は自らを「拒絶するキャバ嬢」と呼んでいたが…

今年の干支「牛」が出てくるドイツの絵本

私がベルリンに駐在していた頃、よく本屋に行って、息子のための絵本を選んだものだ。 さすが哲学の国。 ドイツの絵本は理屈っぽい。 挿絵も日本と違って、「かわいい」というよりは「エグい」。 グリム童話を思い出して欲しい。 これも、ドイツで買った絵本…

岡林優子『そんなこと気にしてないよ』

岡林さんはこの作品で岡山賞を受賞しました。 その時以来、岡林さんのことを岡山優子と勘違いしちゃった人がたくさんいるんだけど、本題とは関係ないので省略します。 とはいえ、岡林派と岡山派で喧嘩になって、2人死んだことは無視できません。 文学とは記…

眠れないので詩を書いてみたが、資本主義のブタからは軽蔑されるのがオチだろうという話

砂鉄ラクダ お前は私の夢の核心に私を眠らせないものがあることを知ってとことんその効果を味わうつもりだな2つの瘤で。 ラクダは人間の女を知らないから結局のところ腹は立たないのだよ唯眠れないだけで。 ああトンチキざっざトンチキざっざ。お前はオアシ…

僕が小説家になれるかどうか、この作品を読んで判断してくれませんか?

『残業』 東京大学法学部。外務省。 1時48分のタクシー。 土壇場の条文修正。 ロニーに一杯食わされた。 明日、愛田議員に説明するのが憂鬱だ。 烈火の如く怒鳴り散らすだろう。 そして、俺たちが退室した後、その情報を〇〇商社に電話で伝えるのだ。 「…

ウザすぎるクリスマスソング

僕はクリスマスソングが大好き。 クリスマスキャロルでも、ビング・クロスビーでも、ワムでも、山下達郎でも、アリアナ・グランデでも、基本的にクリスマスソングなら大好き! 嫌いなのはNATHIONSの『巌窟のクリスマス』だけかも。あれは聞いてるだけでムカ…

【小説】クリスマスの夜はこんな名前で呼ばれたい

問題が先鋭化していなかったのは、正彦がまだ両性具有だったからだろう。選択肢の数だけ人間は幸福になれる。私は親指のかたちから、正彦は雄だと決めつけていたが、それでも基本、正彦は両性具有だった。 ホテルのナイトプールで初めて出会った時、正彦は南…

アイドルが小説を書いてみた

『閃光のクローン』 風間拓人(RAM Boyz。右から二番目の人) 「お前、本当に行くんだな?」 「ああ、絶対にアイドルになってやるよ」 「あのさ」 「なに?」 あれから2年。 幕が上がる。 さあ、ショーの始まりだ。 レッゴー!シャラバイ、スチュード! 「…

まさかのノミネート!

電話が鳴った。 珍しく固定電話だ。 どうせ図書館からの督促電話だろうと当たりをつけて、受話器を取らなかった。 留守電に切り替わった。 「奔放社の佐々木と申します。先生の『頑丈な女』が痛快賞にノミネートされました。打ち合わせたいことが山ほどござ…

寝ぼけた子は寝かせろ

私は詩を読むのが好きだ。 詩は音楽を聞くのと似ている。そこには多様なな美があるが、全てを理解する必要はない。 以下に紹介するのは19世紀後半にイギリスで活躍した詩人、ジェイムズ卿が書いた小品だ。母と子の夢心地なやりとりは深く美しい。 拙訳で恐縮…

今年の平仮名

今年の漢字が「密」に決定したそうです。 「そうです」なんて他人事のように書いたのは、僕が小学2年生で、漢字がちゃんと読めないからです。 なので、今年の平仮名を決めることにしました。 そこで、全国の小学2年生にアンケートを取った結果、今年の平仮名…

東の国から帰ってきたスパイ

小説家ジョン・ル・カレさんが亡くなった。 代表作「寒い国から帰ってきたスパイ」を読んだ時、すごくいい感じなんだけど、盛り上がりきれなかったことが忘れられない。 ジョン・ル・カレに限らず、英文学については、盛り上がりきれないことが多くて残念だ…

南極のことをもっと身近に考えてみよう

今日は南極の日である。 由来はまだない。 トンネルを過ぎるとそこは氷山だった 南極文学の名作『南極を笑うな』の冒頭です。 作者リチャード・トイポールは、「一般的に馴染みがあるとは言い難い南極を、もっと身近なものにしたかった」と述べています。 し…

三島由紀夫と比較されるのは心外だと山路幸太郎が憤る

『山路幸太郎にきく』 聞き手:和田明人 和田 先生は森木義直さんの『山路幸太郎論』をお読みになりましたか? 山路 面白いの? 和田 ご自身のことが書かれていますから多少なりとも興味深いのではないでしょうか? 山路 伝記は嫌だよ。 和田 いえ、批評です…

刑事ドラマ「斬兼の日」

今週のお題「もう一度見たいドラマ」 「斬兼の日」は昭和49年にNHKで放送された刑事ドラマです。 寺田幸子さんが扮する人妻(真奈美)が近所の八百屋の主人と不倫をし、邪魔になった亭主を殺害するのが発端でした。 腐った野菜と一緒に遺体を破棄するシーン…

サイゼリヤのエスカルゴ

今週のお題「自分にご褒美」 唐時代に地方の役人が記したとされる『白墨記』の翻訳が竜宮社から出版された。 訳者の田中茂氏とは50年前にお会いしたことがある。あの時すでに「いつかは白墨記を訳したいものだ」とおっしゃっていたので、半世紀越しの悲願達…

クロワッサンと秋刀魚の缶詰

今週のお題「自分にご褒美」 「がんばったぞ、私」 私の心の中に住む小さな私が、私の心を運ぶ大きな私に声をかける。 「うん、がんばったよ」 大きな私が言う。 「私もがんばった」 小さな私も言う。 「じゃあ、自分へのご褒美に、デパ地下で夕食買って行こ…

愛知県作文コンクール小学生の部最優秀賞受賞作

今週のお題「感謝したいこと」 本田南小学校5年 山本裕司 『ポリティカルサピエンス』 人間が人間であるために求められることの総称を、私は「感謝」と呼ぶ。 いま私たちの世界は、ああ、その変化の激しいことよ! そして、にもかかわらず、我らが感謝の普…

有村架純さんと僕

僕は有村架純さんの身も心も大好きです。 こういう言い方をすると、僕が有村架純さんの身も心も知っているかのようですが、実はどちらも知りません というわけで、有村架純さんに詩を捧げようと思います。 『未来』 絶対に挫けないで、前を向きなよ。 つらい…

『ウェールズ地方の童謡など』

今週のお題「感謝したいこと」 5年前、ロンドンに赴任していた時、たまたま入った古本屋で『ウェールズ地方の童謡など』という本を手に取った。 その中に入っていたのが、次の詩である。 今週のお題が「感謝したいこと」だと知った時、私の頭にとっさに浮か…

お母さんと恋人

今週のお題「感謝したいこと」 感謝したいことは あなたが僕に感謝してくれたこと あなたに感謝するのではなくて あなたが僕に感謝してくれたこと 僕は僕であることに感謝します お母さんに感謝します あなたはしっかり我が家の嫁として お母さんに尽くして…

寝ぼけ詩

更地に白線、友を呼ぶ。 桜田門の方からは、 大家のあくび、取材の取り消し 私たちの選んだ道に、 詰め込めるだけ詰め込んで拍手。

【ネタバレ注意不要】オバマ前大統領の回顧録

オバマ前米大統領の回顧録が話題になっています。僕はまだ読んでいないのですが、鳩山由紀夫元首相を名指しで批判するなど、なかなか興味深い内容になっているようです。 それではドナルド・トランプ「前」大統領はどのような回顧録を書くのでしょうか?今か…

入試現代文をピンポイントに克服しよう

令和2年度 菱井大学入試問題模範解答「現代文」 問1 次の詩を読み、問いに答えよ。 私は青い封筒に猪の干し肉を貼り付けました。 茶漬けの底にたまった森の鱗を急いで送りたかったのです。 憎しみや暴力とは一切関係ございません。 山元渓美 『渡り鳥は許…

「鍋」は季語じゃない

今週のお題「鍋」 私は馬鹿だから鍋が冬の季語だと思い込んでいちゃ(なお、「いちゃ」は馬鹿だから書いたのではなく、単なる打ち間違いである)。 しかし実際には「寄せ鍋=冬の季語」といった感じで、個別具体中に定められているらしい。 だから、私が今ま…

ドイツ映画の傑作は俺の傑作よりすごかった

今週のお題「最近見た映画」 最近見たどころか、5分前に見終わった映画を語ろう。Wolfgang PetersenのDas Boot(邦題:U・ボート)だ。Director's cutだったから3時間半を超える大長編。音楽がダサいけど、なんだかんだmasterpieceだ。 ところでなんで今夜の…