放送作家の備忘録

ステレオタイプに犬が好き

イタリアンレストランの用心棒

今週のお題「ピザ」

 

麻布3丁目にあるイタリアンレストラン「ホンカチョーネ」は完全予約制。

メニューはない。

その日の素材次第。

シェフの気分次第というわけだ。

1人分の料金は平均75,000円。

イタリア料理といったらスパゲッティーとかピザしか思い浮かばないような「庶民」はお呼びじゃないということだ。

パスタが出てきたとしても、コンビニ弁当のピンク色の漬物くらいの量しかないから、庶民にはそれがパスタだったことが気づけないだろう。

「75,000円も出したのに、スパゲッティーが1本も出なかった😤」と騒ぐのが目に見えるようだ。

料金だけ覚えているのもイタイ。

また、運よくピザが出てきても、コンビニ弁当のひじきみたいなものが上にのっていて、その複雑な味わいは庶民の舌では理解できないだろう。

人によっては「ウェッ」と口から出してしまうかもしれない。

そんなわけで、この店では用心棒を雇って庶民の入店を拒んでいる。

 

 

お客さん、困りますよ。店の看板見ないでください。

え?

看板見るなって言っているんだよ。

いや、見られたいから看板出してるんでしょ?

庶民の分際で屁理屈ぬかしてるんじゃねえよ。

え?

テメエは一生、松屋とマックを往来してればいいんだよ!

往来?

おまえ、俺をナメてるだろ。なあ、撃っていい?

は?

撃っていい?

 

(ガシャ!ザッ!グバッ!バン!ジャー)

 

庶民で悪かったな。あばよ。

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